春の山菜採り

春の山菜採りは、畑に雪が残る中で芽を出す野ビルと飯豊アザミ、フキノトウ採りから始まり、以後、野山に草が生い茂るのに合わせてコゴミ、赤コゴミ、アケビの新芽、ウルイ、次にウド、ワラビ、シドキナ、シオデ、タラの芽、後半になってミズと続きます。ゼンマイは、昭和40年代後半まで秋のナメコとともに現金収入の稼ぎ頭でありました。4月下旬から5月中旬まで早朝より奥山に出かけ、ゼンマイ採りをしてきました。山菜が美味しいと言われる所以は、両方の要素を重ね合わせているからです。豪雪地帯であるからです。正に自然の恵みです。

ワラビの山焼き

当地区にはワラビ野が6カ所あります。人口減少とともに山焼きが大変になっています。山焼きはワラビ野外に火がつかないよう、水を背負って山に入り、防火対を設置してから火をつけます。最も大きいワラビ野で30ヘクタールもあり、集落住民だけでは手が回らないため、今では山形の東北芸術工科大学の学生さんにお手伝いをいただいて山焼きを行っています。