小玉川の風景

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飯豊連峰

磐梯朝日国立公園内にある飯豊連峰は、雄大な山容と深い渓谷、雄大な雪田と雪渓、高山植物の種類の多さと群落のすばらしさなど、東北地方では第一級の山岳美を展開し、東北のアルプスと称されております。

世界百名瀑

世界百名瀑の一つ。7段の滝で構成され総長270メートル。登山ルート梶川尾根の滝見場から石転沢の大雪渓とともに望むことができます。

森の巨人たち百選「飯豊山のヤチダモ」

林野庁が全国の国有林の中から選んだ巨樹・巨木の一つです。温身平森林セラピーロードと飯豊山登山コースのルート上でもある林道脇にあります。太さ1.48メートル、幹周り4.65メートル、樹高34メートル、樹齢(推定)190年以上で、数ある巨木の中においてもヤチダモの大径木であることからその存在価値は大きいとされています。


東北夢の桜街道三十四番「樽口峠の一本桜」

樽口峠の一本桜は、「東北・夢の桜街道~桜の札所・八十八カ所」の三十四番札所として選定されたものです。

桜は小玉川集落の裏山を通る林道樽口峠線の頂上近く、岩だらけの小山にあり、残雪の中に咲く「孤高の一本桜」と呼ばれることもある大山桜が凛と佇んでいます。

開花時期でも残雪で道が通行出来ない年もあり、アクセスは桜の札所の中で最難関の場所です。

尚、選定いただいた機関は地域づくり団体であります「美しい玉川フォーラム」、「美しい山形・最上川フォーラム」及び2011年3月に発生した東日本大震災を受け、復興支援のために両団体の連携の下に新たに設立された「東北・夢の桜街道推進協議会」です。

珍百景

①ジャングル大帝レオの先帝パンジャの岩山

小玉川地区に入って最初の集落泉岡の左側川向の山は、ジャングル大帝レオの先帝パンジャの頭部分にそっくりの形をしています。地区で屏風岩と呼んでいる岸壁を含んだ山全体ですが、ドカッと座って飯豊連峰を眺めているかの如くに見えます。耳のあたりはイヌワシの生息地とされています。

②でべそ岩

ジャングル大帝レオの先帝似の山のすぐ先に「でべそ山」が見えます。岩の峰の途中が「でべそ」の如く突き出しており、正に「でべそ山」です。昔は学校で登ったそうですが、危険なため今は誰も登りません。泉岡・長者原集落から眺める事ができます。紅葉の時期や大雨の時は写真スポットになります。たまにカモシカがでべそに上がっていることもあります。

四季の風景

①学校グラウンドの大山桜

学校グラウンド脇にある自生の大山桜。雪の多い年はグラウンドに残雪が残っている中で赤が強い花を咲かせ、多くの写真愛好家の写真スポットになっています。開花時期は4月下旬から5月連休ごろです。

②国民宿舎、飯豊梅花皮荘前の雪上桜

学校グラウンド脇の桜と同様、雪の多い年に雪が残る中に咲く大山桜です。梅花皮荘建設後に植栽された桜ですので、自生の桜と異なり、人の手が入っているため高い位置で桜が咲きます。

③残雪に芽吹くブナの森

春、森の芽吹きで最も早いのがブナです。幹の根回りだけ雪が消えた中にブナの芽吹きが始まります。雪原はブナの芽の上皮が落ちて赤茶色に染まり、枝はブナの新緑で包まれ、その色合いは他の落葉広葉樹にまねのできない優しい緑色を見せてくれ、正に絶景です。

④にほんの里100選小玉川地区の一集落・長者原の集落風景

にほんの里100選は、2008年(平成20年)に朝日新聞社の創刊130周年記念、森林文化協会の30周年記念事業として、映画監督の山田洋次氏他4名の方が選定委員となり、全国から選んだものです。選定基準は「人の営みが育んだ健やかで美しい里」ということですが、当地区は昭和初期までマタギで暮らした文化が残り、熊の生息調査を30年続けてきたなど、マタギ文化を今に伝える里として選定されました。

⑤天狗橋下の清流

飯豊山荘の直ぐ手前の橋から見た清流。岩場を流れる清流は川底まで透き通って見え、岩魚が泳ぐ姿を見ることができます。紅葉の時期には、多くの写真愛好家の撮影スポットになっています。

⑥逆さ地神

飯豊連峰の裾野にある当地区で、唯一全山を望むことができる山は地神です。飯豊連峰は、新緑の春と、紅葉の秋に最も美しく見えます。逆さ地神は、里の雪が消え田植え時期に「逆さ地神」を見ることができます。写真スポットとして多くの写真家が訪れます。